はばたき園では太田Stageを中心に個別支援計画を立てています。
簡単に太田Stageの各Stageについて解説します。発達の段階に応じて各Stageに分かれていますが、あくまでも目安の一つとして見てください。
・StageⅠ
物に名前があることが理解できていない段階。
太田Stageの検査としては、声かけによる質問に対して指さしで応じることが難しい人が該当します。要求手段があるかどうかで3つの段階に分かれます。
・StageⅡ
物に名前があることがわかりかけている段階
声かけによる質問に指さしで応じることができてきます。
猫や自動車といった身の回りの物の名前が分かりかけています。名詞は理解できてきていますが、用途による理解(鉛筆=描く物・イス=座る物)は難しい人が該当します。
・StageⅢ
物に名前があることがはっきりと理解できている段階
(Ⅲ-1)
簡単な比較をすることができる段階
(Ⅲ-2)
物に名前があることがはっきりと理解できてきており、物の名前の他に物の用途も理解できていきます。「大きい」「小さい」といった簡単な比較ができるかどうかで2つの段階に分かれます。
・StageⅣ
空間関係(○○の上・下・側・・等)等の物と物との関係が言語で理解で
き、思考の柔軟性が増す段階る段階
※各Stageについての説明は
自閉症治療の到達点・認知発達治療の実践マニュアル
自閉症療育の宝石箱
以上、すべて太田昌孝・永井洋子 編著を参考にしています。